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休暇届に年次有給休暇取得日数、 繰越日数、残日数を記録する欄を 設けており、申請するたびに本人 が記入し、年休の消化状況を把握 できるようにしています。
年次有給休暇取得状況の見える化(建設業)
厚生労働省 熊本労働局 人吉労働基準監督署/ 熊本県/ 人吉市
厚生労働省では、平成25年度・26年度に引き続き人吉市と連携を図りながら、「平成27年度地 域の特性を活かした休暇取得促進のための環境整備事業」を行います。
人吉市内の小・中学校が学校休業日となる10月 日(金)の「おくんち祭」に合わせて、年次有 給休暇を活用して家族と触れ合う時間を作っていただくなど、仕事と生活の調和(ワーク・ ライフ・バランス)を図る環境づくりを支援します。
過去 か年度、10月 日の「おくんち祭」当日を重点実施日 と位置付け、人吉地域でのリーフレットやポスターの配布、 県下全域でのラジオ番組の生放送等を通じて、休暇取得促 進に向けた働きかけを実施しました。
厚生労働省では、企業の皆さまが社員の働き方・休み方の改善 に向けた検討を行う際に活用できる「働き方・休み方改善ポー タルサイト」を開設しています。サイトでは、専用指標によっ て企業診断ができる「働き方・休み方改善指標」や、「企業にお ける取組事例」などを掲載しているほか、社員の皆さまが自ら の働き方・休み方を振り返るための診断なども行えます。 人吉地域でも、年次有給休暇の取得促進やワーク・ライフ・バランスの実現に 向けて、以下のような取り組みをしている事業場があります。
効率的に働いてしっかり休める
職場作りに取り組みましょう !!
平成27年度版
年次有給休暇活用
の
ススメ
イキイキ働いて休める地域を目指して!
W O R K L I F E B A L A N C E
人吉地域
のみんなで
今年の休暇取得の
奨励日(重点実施日)は
10
月
9
日(金)の
おくんち祭の日
昨年度は5割の事業場で休暇取得促進の取組が行われました!
重点実施日(10月 日)における、年次有給休暇取得促進の取組状況
[事業場向けアンケート結果]
前年度に比べて休暇取得者の割合が増えています!!
★
企業の取組事例
重点実施日(10月 日)における年次有給休暇の取得状況
[従業員等向けアンケート]
【図表 】 10/ の休暇取得促進の取組について 【図表 】 具体的な取組内容(複数回答)
【図表 】 休暇等を取得した従業員等の10月 日の過ごし方 (複数回答) 【図表 】 重点実施日(10月 日)の年次有給休暇の
取得状況
人吉市内の小・中学校が学校休業日となるおくんち祭当 日(10 / )を平成25年より工場の一斉休業日としています。 同社の従業員の約 割は女性
ですが、本人やその家族の事情 等による突発的な休暇の発生 も想定した操業体制を敷くな ど、従業員の実情に配慮した勤 務環境の整備を通じて、年休取 得を推進しています。
おくんち祭当日に工場を一斉休業 (製造業)
人吉地域の
事業者の皆
さまへ
0 20 40 60 80 100(%)
25年度
26年度
年次有給休暇を取得した 半日休暇等を利用(仕事時間短縮)
(平成26年度事業アンケート結果より)
(平成26年度事業アンケート結果より)
勤務予定日を振り替えて休暇取得 もともと勤務の予定はなかった 通常どおり仕事をした その他 不 明
17.1 14.9
5.0 4.2
12.2 11.3
5.3 6.0
50.8 55.9
8.4 6.3
1.2
1.4 0 20 40 60 80 100(%)
その他 どこにも行っていない 人吉地域外へ 行楽等に出かけた その他の人吉地域の イベントに行った おくんち祭に行った
(参加した) 82.1
0.4
2.3
4.4
4.0
◉ 割の事業場が「おくんち祭」(10/ )当日に何らかの休暇取得促進の取組を実施しています。 最も多かった取組は、「小中学生以下の子どもがいる従業員に年次有給休暇取得を奨励」(52.5%)で前 年度比10.4ポイント増加。また、「周知のみで通常営業」という回答が同22.0ポイント減少するなど事 業場内での理解が進み、その取組内容にも改善傾向がみられています。
行った 行っていない 不 明 1.8%
50.0% 36.9%
48.2% 63.1%
25
年度 26年度
行った 行っていない 不 明
小中学生以下の子どもがいる 従業員に年休取得を奨励 年次有給休暇取得希望者に 可能な範囲で休暇を付与
全従業員に年休取得を奨励
周知のみで通常営業
シフト調整や短時間勤務で調整
事業所が休業になった
その他
(%) 0 20 40 60
42.1 52.5 23.7
24.6 13.2
14.8
13.2 8.2 5.3 0.0
7.9 9.8
36.8 14.8
25年度 26年度
年次有給休暇の取得促進のため、シフト制 で勤務する職員が気兼ねなく年休を取得で きるように、勤務年数に応じて〇日は必ず 年休を取得してもらうという「ゆとり休暇 制度」を導入しています。
勤続年数に応じた「ゆとり休暇制度」の導入 (医療保健業)
おくんち祭当日に年次有給休暇を取得した保護者は17.1%で前年度比2.2ポイント増加しています。
半日休暇の取得や振り替え休日の取得など、何らかの形で休暇取得した従業員等も増加。事業場内での理解が 進んだことなどもあって、「通常どおり仕事をした」と回答した従業員等は前年度比5.1ポイント減少しています。
働き方・休み方改善ポータルサイト
働き方・休み方改善ポータルサイト 検 索
http://work-holiday.mhlw.go.jp
年次有給休暇の取得促進等を図るため、結婚記念日や子どもの誕生日などに休暇を取得できるメモリアル休 暇制度を導入しています。
時間外勤務や休暇取得の 状況等について、労使間で の話し合いを毎月実施す るなどして、職場環境の改 善を図っています。
メモリアル休暇制度の導入のほか 労使による話し合いを毎月実施(建設業)
50.0%
36.9%
48.2% 63.1%
1.8%
26
年度
25
年度
休暇届 ○月○日
従業員にも会社にもメリット
仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現のためには、労働時間や休 日数、年次有給休暇の取得状況など、従業員の健康と生活に配慮し、多様な働き方 に対応したものへ改善することが重要です。
なぜ休暇の取得が必要なの?
詳しくは、右記まで
お問い合わせください。 〒860-8514 熊本市西区春日 2-10-1 熊本地方合同庁舎 9 階 TEL.096-355-3181
熊本労働局労働基準部監督課
厚生労働省委託事業
助成対象費用の最大3/4∼最小1/2が助成額となります。
※参照/厚生労働省
問い合わせ先[企画・製作]
公益財団法人地方経済総合研究所 〒860-0012 熊本市中央区紺屋今町9-6-8F TEL.096-326-8625 FAX.096-359-0721
休暇の取得促進に向けて、労使が協力して取り組むことが必要です。
具体的には、
などが考えられます。
経営トップによる
社内への休暇取得推進の呼びかけ
1
こんな活用が
あります!
管理者が率先して
休暇を取得
2
3
労働組合等による
企業・労働者への働きかけ
4
バースデー休暇や半日休暇など
多様な休み方の検討
休暇取得に向けた環境づくりに取り組みましょう
休暇の計画的な取得のために、事業場全体の年間計画に、年次有給休暇を組み込みましょう!
労働時間等見直しガイドライン
仕事の仕方を見直して、
労働時間を短縮しましょう
Step
1
従業員が健康で充実した生活を送れるよう、労働時間を 短縮し、生活時間を十分確保できるようにしましょう。
経営者が率先して取り組み
ましょう
経営者は労働時間等について積極的に理解を深め、自 ら率先し職場の環境を変えるための意識改革や柔軟な 働き方の実現に取り組みましょう。
従業員一人ひとりの
さまざまな事情に対応して
働く意欲を高めましょう
●労働時間等の設定の改善にあたって、労使による話 し合いの体制を整備しましょう。
●従業員一人ひとりのさまざまな事情を踏まえ個々に 対応しましょう。
年次有給休暇の
計画的付与制度とは
年次有給休暇の付与日数のうち、5日を除いた残りの日数につ いては、労使協定を結べば、計画的に休暇取得日を割り振るこ とができる制度です。この制度を導入することによって、休暇 取得の確実性が高まり、予定した活動を行いやすくなります。
❶企業または事業場全体の休業による一斉付与方式
全従業員に対して同一の日に年次有給休暇を付与する方法。 製造業など、操業を止めて全従業員を休ませることので きる事業場などで活用されています。
❷班・グループ別の交替制付与方式
班・グループ別に交替で年次有給休暇を付与する方法。 流通・サービス業など、 定休日を増やすことが難しい企業、 事業場で活用されています。
❸年次有給休暇付与計画表による個人別付与方式
年次有給休暇を付与する日を個人別に決める方法。夏季、 年末年始、ゴールデンウィークのほか、誕生日や結婚記念 日など従業員の個人的な記念日を優先的に充てるケース があります。
年次有給休暇の「計画的付与制度」を
活用しましょう!
事業場での具体的な取組
従業員の労働時間や心身の健康状態、年次有給休暇の 取得状況などを労使で共有しましょう。
所定外労働を削減する
年次有給休暇を取得
しやすい環境整備
労使間の話し合いの機会を
つくる
ノー残業デーを導入したり、長時間 労働が続いている場合はその原因を 検討し、業務内容を見直しましょう。
年次有給休暇を取得しやすい雰囲気づくりを進め、 取得状況をこまめに確認するなどしましょう。
Step
2
Step
3
企業や事業場の実態に応じた方法を活用しましょう
結婚記念日が お休みだから 夫婦で過ごします。
地域イベント への参加!
仕事への ヤル気向上! 私生活の充実!
計画的な年次有給休暇の取得により…
年次有給休暇をしっかり取得できないと…
★ 仕事の生産性の向上!
★ 企業イメージの向上!
★ 優秀な人材の確保!
◆
労働者のストレス増加
◆
職場の雰囲気の悪化
◆
残業などのコストの増加
仕事の能率低下…心身ともに 疲労感…
Ref
res
h
「労働時間等の設定の改善」※により、
仕事と生活の調和に取り組む中小 企業事業主を支援します。
★飲食店での食器洗い乾燥機の導入など労働能率
を向上させる設備・機器を導入・更新したい
★労働時間管理の適正化を図りたい
★労働時間管理について専門家に相談したい
★年次有給休暇の取得を促進して従業員のやる気
をアップさせたい ※「労働時間等の設定の改善」とは、各事業場に
おける労働時間、年次有給休暇等に関する事 項について労働者の生活と健康に配慮する とともに、多様な働き方に対応した、より良 いものとしていくことをいいます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/jikan/syokubaisiki.html
★上限金額を
100
万円に引き上げました!
年次有給休暇の取得促進
10
月2015年 2015年
S M T W T F S
5
12
19 26
6 13 20 27
7 14 21 28
1 8 15 22 29
2
9
16 23 30
3
10
17 24 31
4
11
18 25
おくんち祭
11
月S M T W T F S 6 13 20 27
7 14 21 28
1
8 15 22 29
4 11 18 25
5 12 19 26
3
10 17 24
2
9 16
23
30 休暇取得
今年のおくんち祭の日に 休暇を設定すれば 4連休が実現します。
休日が飛び石になっている場合、 橋渡しとしての休日を設定し、
連休にしましょう。
話し合いの機会がある
話し合いの機会はない
制度を導入しており計画的に取得 制度は導入していないが計画的に取得 計画的に取得していない その他
不 明
【参考】 年次有給休暇の計画的取得状況(労使間での話し合いの機会の有無別)
0 20 40 60 80 100(%)
37.3 14.7 41.2 4.9 2.0
13.1 12.5 66.4 7.2 0.8
【参考】 年次有給休暇を従業員が積極的に取得するメリット (事業場)(複数回答)
従業員の心身の健康に繋がる 従業員のモチベーションが向上 仕事の効率が上がる 社内の雰囲気が良くなる 特にメリットが感じられない 優秀な人材が集まる 社内の人間関係が良くなる その他 0
(%) 20 40 60 80 67.3 47.2 18.9
13.2 11.9 8.2 6.9 0.0
(平成26年度事業アンケート結果より)
(平成26年度事業アンケート結果より)
「職場意識改善助成金
(職場環境改善コース)
」
のご案内
B班